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2008年3月14日 (金)

そんな言い方するなよ

学校裏サイト、3万8千に   いじめの温床、文科省調査(共同通信)

 おいおい。「学校裏サイト」という表現それ自体が問題だってのに、なんでそういう表現をまだ使い続けるかな。第一、「いじめ」の温床と勝手に決めつけられている「学校裏サイト」だけれども、その大半は単なる「勝手サイト」、要するに生徒などが自主的に運営しているようなサイトではないかと推測される。

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 裏サイトの中には、匿名性を悪用し同級生の実名を挙げた中傷や個人情報の暴露など、いじめや事件の温床になっている例があり、昨年7月には、神戸市の高校の裏サイトに下半身の写真を掲載されるなどのいじめを受けた男子生徒が自殺する事件も起きた。

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 まあ、確かにそういう事例はあるかもしれない。だが、そういうのは明らかに刑法に抵触しているし、そういう観点から個別に対応していくしかないのではないか。必要とあれば聞き取りとか、あるいは通信記録の入手などでそのような写真をアップした生徒を逮捕すればいいだけの話だ。なんで「学校裏サイト」そのものが悪いのだ、と言われる必要があるのだろうか。

 こういう偏見や、あるいは誤った「元から断てばよい」という考え方が、やはり「地獄への道は…」で採り上げたような「公式サイト以外は認めない」的な過剰な規制につながってしまうのだろう。第一、いわゆる「学校裏サイト」が原因で起こった「いじめ」がどれくらいなのか、ということについては一切触れられていない。そういう観点を無視して、「新しい」メディアが「いじめ」を深刻化させているのだ、という「信仰」に基づく規制に走るというのは、何も考えていないのと同じではないか。

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コメント

こればかりは規制の対象とした方がいいかと存じます。というのはいわゆる「学校サイト」なるものに類するものは、往々にしてトラブルになりやすいからです。偏見もあるかもしれませんが、概して個人名が上がった時には誹謗されます。さらに事件性へと発展するケースも目の当たりにしました。(とはいえ、インターネット上のトラブルとは言えず泣き寝入りする場合が存外多い。)インターネットはとりわけ感情が吐露しやすいという性質もあるのでしょうか。そして刑法に抵触するにも、やはり未成年者は一応制限能力者なのでまだ保護下です。将来を担う少年少女たちにこういった加害者にしろ、被害者にしろ悪夢を見せてはなりません。その種のサイト類を全部は見れる技術がいまのところないのが論拠に欠けますが、私が知見した限り非常に危険性が高いと申し添えて置きます。

投稿: ムーミン | 2008年3月16日 (日) 21時28分

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