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2009年7月

2009年7月 7日 (火)

告知(H21.7.7)

 濱口桂一郎・労働政策研究・研修機構統括研究員がすでに紹介していますが、「POSSE」(POSSE)第4号に、杉田俊介(有限責任事業組合フリーターズフリー)、増山麗奈(「ロスジェネ」編集委員)の両氏との鼎談が掲載されています。しかしこれは明らかに失敗作だな(少なくとも私にとっては。例えば、これを読むと、私が社会運動に対して全面的に否定的に捉えているように見えるかもしれないけど、別に私は「運動」全般を否定しているわけではなく、湯浅誠とか、ガテン系連帯とか、あるいは杉田氏がp.139で紹介しているような運動は評価したいのですが…。あとは格差論議とは元々社会学や経済学を始祖としていることの指摘や、リフレ派的な発言ができなかったこととか。まあ、もっと修行しないと)。まあ私の134~135ページと最後(141ページ)の発言だけでも読む価値はあるとは思いますよ。

 なぜか私の肩書きが「批評家」になっておりますけど、彼らが生き生きと語る「運動」にも「批評」にも私は絶望しきってます。本当に必要なのはニセ科学批判のようなものだと思いますけどね。

 「運動」についてははてなブックマークで何度かくさしてますけど(そのうちまとまったものを書きたい)、「批評」については、久しぶりにbk1で書評を書いたので見てください。芹沢一也ほか(編著)『革命待望!』(ポプラ社)への書評「私は革命を待望しない」です。というか鈴木謙介の現代の貧困をめぐる言説への無知ぶりに全俺が泣いた。

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